久しぶりにマジパンについて考えるところがあったので、昨日に引き続きマジパンについて。
マジパン細工を「分割」という方法で作るのがいいのではないかと思いついたのは、いくつかの理由があります。
一つは、
〇 レッスンしやすいということ。
同じ分量のパーツなので初心者さんでも簡単にコピーできます。
どの製菓学校でもマジパン細工の授業があると思いますが、「頭を作ります。これくらいとって…」と言われても、個人の分量が違うので出来上がりのバランスが随分違ってきます。
結局 染色したマジパンも余るのでもったいない。
もう一つの理由は、
〇 工程が簡単なので触る時間が少なく衛生的、且つ短時間で出来るので柔らかい状態の「食べて美味しいマジパン細工」ができるということ。
製菓学校に通うため上京してからは、毎年ジャパンケーキショーを見に行っていました。
マジパン細工部門もあり、華やかで細かな作品が全国から出品されています。
髪の毛1本1本を細かく貼り付けてあるマジパン人形。
立体的なポーズを付けるためには十分乾燥させて接着させるはず。
「これ食べて美味しいのかな…食べないのであればマジパンで作る必要はないんじゃないかな…」いつも思っていました。
食べ物を粗末にしないことは 私の信条です。
分割法で外せない条件は、マジパン玉を残すことなく使い切る!
例えば、
赤ずきんちゃんでスカートを抜いた余りは…
林檎にしたり。
エプロンを抜いた残りは…
胴体のふくらみに使います。
金太郎の時には、
おかっぱ頭とちょんまげの残りが…
クマになりました。
そうそう
腹掛けの残りを、タスキやちょんまげの紐に。
サンタさんの お髭の残りは…
プレゼント袋にします。
そんなわけで
お雛様の着物を抜いた残りは胴体にして…
残さず使い切ります。