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2021.03.23 スポンジの泡立てについて

3月のお菓子の会が終了しました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。

ロールケーキ、バタークリームのデコレーションケーキ、シュークリーム、スフレフロマージュなどのリクエストを頂きました。


スフレフロマージュのように長くオーブンに入るお菓子の場合は、焼成時間にマドレーヌを焼いたり。


色々と組み合わせ出来ますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。




今月、スポンジ生地についての質問がお二人続けてありましたので、こちらで皆さんと共有しておきたいと思います。

レシピ通りにやったのですが、卵がなかなか泡立ちません。

卵と砂糖を合わせてハンドミキサーで泡立てる時に8分以上経過してもモッタリならないというお問い合わせです。

私がすぐに思いつくのは、ハンドミキサーの違いです。

出張講座先のハンドミキサーは色々ありまして、羽の形が違うと泡立ちの様子が違うことがあります。

私持っている3機はすべてテスコムのハンドミキサーです。

左がテスコムの羽、右は泡立ちが遅かったハンドミキサーの羽の形です。


実習室によっては、ボールが平べったい形のところもあります。


ボールにハンドミキサーの羽を垂直にあててかき混ぜると、先が細い羽の場合は卵液にあたっている回転部分が少ないので、泡立つのに時間がかかります。



そんな時は、ボールを傾けて卵液を溜め、羽を倒して当てて卵液を下から立ち上げるようにして泡立てます。



卵2個の配合、テスコムトップスピード3分でこの状態です。
卵液も最初に湯煎で温めています。温めることで泡立ちやすくなります。

たっぷりと生地をすくって垂らしながら「の」の字が書ける状態。

更に低速で1分ほどかき混ぜてキメを整えます。


テスコムは羽が改良されて、さらに液が絡めやすくなっているようです。

上が旧型。下が改良された羽。


テスコムの取り扱い説明書には、バターなどの硬いものは攪拌しないようにとの注意書きがあります。
先日カスタードクリームとバターを合わせたクレームムースリーヌを作っていて壊れました。

硬いものを混ぜる場合は、先が細い羽の方が少しずつ崩していけるのでモーターに負担がかからないかもしれませんね。

それぞれのメーカーで得意不得意があるようです。

皆さんお持ちのハンドミキサーでも、癖をつかんで色々と工夫してみてくださいね。

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