3月のお菓子の会が終了しました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。
ロールケーキ、バタークリームのデコレーションケーキ、シュークリーム、スフレフロマージュなどのリクエストを頂きました。
スフレフロマージュのように長くオーブンに入るお菓子の場合は、焼成時間にマドレーヌを焼いたり。
色々と組み合わせ出来ますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
今月、スポンジ生地についての質問がお二人続けてありましたので、こちらで皆さんと共有しておきたいと思います。
卵と砂糖を合わせてハンドミキサーで泡立てる時に8分以上経過してもモッタリならないというお問い合わせです。
私がすぐに思いつくのは、ハンドミキサーの違いです。
出張講座先のハンドミキサーは色々ありまして、羽の形が違うと泡立ちの様子が違うことがあります。
私持っている3機はすべてテスコムのハンドミキサーです。
左がテスコムの羽、右は泡立ちが遅かったハンドミキサーの羽の形です。
実習室によっては、ボールが平べったい形のところもあります。
ボールにハンドミキサーの羽を垂直にあててかき混ぜると、先が細い羽の場合は卵液にあたっている回転部分が少ないので、泡立つのに時間がかかります。
そんな時は、ボールを傾けて卵液を溜め、羽を倒して当てて卵液を下から立ち上げるようにして泡立てます。
卵2個の配合、テスコムトップスピード3分でこの状態です。
卵液も最初に湯煎で温めています。温めることで泡立ちやすくなります。
たっぷりと生地をすくって垂らしながら「の」の字が書ける状態。
更に低速で1分ほどかき混ぜてキメを整えます。
テスコムは羽が改良されて、さらに液が絡めやすくなっているようです。
上が旧型。下が改良された羽。
テスコムの取り扱い説明書には、バターなどの硬いものは攪拌しないようにとの注意書きがあります。
先日カスタードクリームとバターを合わせたクレームムースリーヌを作っていて壊れました。
硬いものを混ぜる場合は、先が細い羽の方が少しずつ崩していけるのでモーターに負担がかからないかもしれませんね。
それぞれのメーカーで得意不得意があるようです。
皆さんお持ちのハンドミキサーでも、癖をつかんで色々と工夫してみてくださいね。