タイムリーなので、またまた先日の勉強会の続きです。
勉強会では次の3つのことについて取り上げました。
1.4つの認証マークを取り上げて、その言葉の意味とマークの定義を確認する。
2.食品表示・栄養成分表示の適切な記載について確認する。
3.情報提供について考える。
1.2.について確認したうえで、仕入れの際に正しく情報を読みとり、製造販売の際には誠実に情報発信できているか考えていきたいと思いました。
そして次のことを取り上げました。
食品添加物の不使用表示に関するガイドラインが発表され、2024(令和6)年4月からは、「無添加」「○○不使用」といった表示には規制が入るようになります。(不使用表示を一律に禁止するものではありません。)
この背景には、今まで「無添加」「○○不使用」といった表示基準があいまいだったことと、もう一つは「無添加」や「○○不使用」といった表示を必要以上に強調することは、その裏返しとして「添加物の入った食品は危険」という認識が消費者に広まる懸念があります。
「確証バイアス」「ファクトチェック」「グリーンウォッシュ」「SDGsウォッシュ」のキーワードについてもあわせて取り上げました。そして食の「安全」と「安心」の違いについても確認しました。
そして、こちらのyoutube「食品添加物のおはなし」を見て頂きました。
このYouTubeを監修されているのは「食の安全と安心を科学する会(SFSS)」の山崎先生。
山崎先生がこのNPO法人SFSSを立ち上げられたのは、狂牛病が問題となった時期、後輩の獣医さんがBSE感染牛を見落として出荷してしまったことが原因で畜産農家さんの収入が激減してしまったことを苦にして自殺された出来事がきっかけだそうです。
日本で狂牛病に感染した人はいないし、もちろん亡くなった人もいません。けれども、私たちが求める食の「安心」のために1人亡くなったのです。
以上でお伝えしていることは、
食品製造者の皆さんに、食品添加物の積極的な使用をすすめるのではありません。
食品製造者は安全な食べ物を作ること、そして言葉の意味を正確に理解して誠実に情報発信し、安全な食べ物を提供しているか。消費者は食の安心を求める際に、マークや言葉から情報を正しく読みとれているのかということ。
無添加マフィン食中毒問題は、添加物を使用していなかったことが問題ではなく、衛生管理・品質管理に問題があったと私は思っています。
自分が作ったお菓子が原因で、せっかくお買い求めくださったお客様が体調不良をおこすなんて、本当に自分におきかえて考えただけで胸がはりさける思いです。
体調を崩されたお客様の一刻も早い回復をお祈りし、被害がこれ以上広がりませんように。
そして製造された方への嫌がらせがこれ以上ないよう願います。
昨日開催した「食品マーク・これって何?~消費者への適切なメッセージを考える~」に参加して下さった皆様、ありがとうございました。
共同開催の徳島県中小企業家同友会の事務局の皆様も、大変お世話になりました。
徳島県よろず支援拠点として開催していますので、私のブログでこの勉強会について、写真を掲載したり参加して下さった皆様のことについて書くのは控えるべきでしょうが、現地参加して下さった皆様は熱心にメモと取っていらっしゃったり、終了後もたくさんのご質問を頂いたり。
結局のところ食品表示について、私が「これでいいです」と判断することはできないのですが、自社製品の「表示」についてしっかり見直す時間になったようで、こちらを勉強会のテーマに上げてよかったです。
投影資料は昨日のレジュメに添付していますので、QRコードを読んで振り返りにお使いください。
Dropboxへのアクセスになりますが、「またはウェブ版の利用」を選択するとアプリを取得しなくても大丈夫です。
Zoom参加して下さった方は、
同友会様から前日に送られてきたレジュメのpdf資料のQRコード部分を拡大してスクリーンショット
↓
ラインアプリの友達追加QRコードを開く
↓
読み取り画面右下から、QRコードのスクリーンショットを選択
これで投影資料をご覧いただけます。
会場参加して下った皆様にお渡しした消費者庁発行の資料は、こちらからもご覧いただけます。
●早わかり食品表示ガイド
●栄養成分表示のためのガイドライン
ご活用くださいませ。
昨日。「食の安全」の定義をお伝えし、「食の安全」は科学的評価でもたらされるもの、「食の安心」は「食の安全と、事業者や行政と消費者との信頼で成り立っている」とお伝えしました。
だけどね、勉強会が終わった昨晩、大麻グミを食べた人が救急搬送されたニュースを見てしまい、これが合法的に販売されているのがどうしてなのか、調べに調べたけれども納得できなくて。
たった一粒を食べて意識を失ってしまうものが「食品」として売られているのはおかしい。食品衛生法に違反していないか製造所に立ち入り検査をしても問題ないって。
これだと行政は信頼できないと思ってしまいます。
食のリスクコミュニケーターとして、これをどう説明すればよいのか、もう少し調べてみようと思います。
2023年、kurikuriのクリスマスケーキは「ジャンドゥーヤ」のデコレーションケーキ。
ジャンドゥーヤは、プラリネペーストとチョコレートを合わせたものです。
プラリネは、ナッツをキャラメルがけしたもので、ローラーで引いてペースト状にしたものがプラリネペースト。
ココア入りのスポンジ生地を、ジャンドゥーヤと、ジャンドゥーヤクリームを交互にサンドしてグラサージュを垂らし、クリームを絞ってデコレーションしました。
チョコレートの羽と金箔を散らして。
デコレーションのみお楽しみになりたい方は、スポンジ生地はご用意しておきますので、お申し付け下さいね。
※ 日程を変更する場合がございますので、あらかじめご了承下さいませ。
※ お申し込みは参加日の5日前までとさせて頂きます。
※ これまでに取り上げたテーマのリクエストレッスンも可能です。
※ マンツーマン追加料金2000円で、1名様のご参加を承ります。
kurikuriお菓子の会。手作りお菓子をパティスリーのお菓子に仕立ててお持ち帰り頂きます。
ご家族やお友達がびっくりしてくれるように!
「すごいね!作ったの⁈」って言われます、は、私にとっても嬉しい言葉です。
気に入っていただいた包材は皆さんにご紹介していますので、お気軽におたずね下さいね。
ガレットブルトンヌとカクテュスをお持ち帰り頂いた箱。
(缶に入れて、さらに残ったお菓子を入れて頂く箱です。)
気に入ってくださってよかった。
5号サイズのタルトやチーズケーキ、ガトーショコラ、パンやお惣菜を入れてもよさそうですね。
ヘッズ ボヌール 窓付 ランチボックス 食品対応 日本製 20枚 白 W175×H60×D175mm BNR-WGB1 20枚入
先日のエミール講座に参加して下さった皆様、お申し込みくださった皆様、ありがとうございました。
クリームチーズ1箱使い切り。
ニューヨークチーズケーキよりも柔らかめで、バスクチーズケーキよりもしっかりしていて美しくカットできる。
そんな4号サイズのチーズケーキをご紹介しました。
食べ比べ用にスフレチーズケーキをご用意します!とお伝えしたのですが、前日に焼いたらひび割れしてしまい…。焼きなおすこと4回。結局、クリームチーズがなくなり、割れたままのスフレチーズケーキをお出ししました(苦笑)。
食べて下さってた皆様に感謝。
りくろーおじさん風のものを目指して、江口シェフのyoutubeレシピで作りましたが、温度を変える、天板2枚と湯煎の下にふきんを鎮める、しまいにはトロトロメレンゲ、それでも20分後ぐらいにヒビが入り始めます。表面に焼き色もつかずに真っ白。
江口シェフの本は、これまでの洋菓子作りで実は意味のない工程などを解説されていて、勉強になります。
味は間違いないので、4号サイズでもきれいにやけるようになりたい。また胃腸体調を整えてやってみますね。(しばらくはチーズケーキいいです笑)
エプロンのご注文を頂きました。
大人っぽいグレージュ。
毎月参加して下さる仲良しお二人から、お揃いエプロンのご注文です。
いつも賑やかにお菓子作りを楽しんで下さって、私もお二人と一緒に過ごす時間が楽しみです。
柔らかいリネンのシンプルエプロンは、6,800円(税別)。
同等の素材とデザインをネットで検索しても、比較的お求めやすい価格になっています。
気になる方はお問い合わせ下さいね。
徳島県中小企業家同友会と徳島県よろず支援拠点共催の勉強会です。
「食品マーク・これって何?~消費者への適切なメッセージを考える~」
商品パッケージは、商品の特徴やブランドイメージを伝えるだけでなく、消費者に商品の品質や価値を伝え、購買意欲を高める役割を果たします。
中でも食品パッケージに記載されているマークや表示は、消費者に対する大切な情報提供です。
ご質問を頂くことの多い食品表示。
仕事柄、イベントや産直市で販売されているお菓子を購入することが多いのですが、正しく表示されていないものを多く見かけます。
正しい表示を行うことは、信頼される製造者・販売者の第一歩だと思っています。
いまいちど、一緒に確認しませんか?
今月のお菓子の会が終了しました。
参加して下さった皆様、ありがとうございました!
先月に続き、今月も色々なお菓子を作りました。
今月のお菓子の会は「チョコバナナマフィンとマジパンモンキー」
混ぜるだけの簡単マフィンを焼成して冷ましている間に、5匹のかわいいモンキーを作って頂きます。
楽しく作るのがお菓子の会の目的ですので、1匹作って「もういいかも」と感じた方は、残りの材料はお持ち帰り下さってかまいません。道具や材料はキットにしてお渡ししますし、作り方はレシピに添付しているQRコードを読み取って下されば、動画を見ながらお作り頂けます。
楽しめる範囲でお作り下さいね。
黙々と作っていらっしゃると、(大丈夫かな…無理して作っていらっしゃらないかな…)と内心心配になるのですが、マフィンの上に出来上がったモンキーを飾りニコニコしながら写真を撮っていらっしゃると、(あ、良かった。)とホッとします。
「夢中になれて楽しかったです!」
「かわいくて食べるのもったいないけど食べますね。」
「またマジパンやってみたいです!」
こんなお言葉がとっても嬉しいです。
笑ったり、面白おかしく過ごすことばかりが「楽しむ」ではなくて、黙々とだったり夢中になることも「楽しむ」なんですね。
おやつ寄付。
私ができる社会貢献として、小さく小さく活動しています。
お家のお菓子の会に参加して下さった方には、私がデモンストレーションで作ったお菓子を試食としてお出ししておりません。
おやつ寄付として、私がお届けできる範囲にある支援施設さんへ寄付し、召し上がって頂いています。
お菓子の会に参加して下さっている皆様には、このことにご理解頂き、こころより感謝いたします。
皆様と作ったお菓子。「わー!」「かわいい!」「すごい!こんなんできた!」たくさんの嬉しいワードを浴びたエネルギー満タンのお菓子です。
kurikuriに参加して下さるお客様は私の一番の自慢。
何度も試作を重ねた美味しいお菓子、自慢のお客様と一緒に楽しく丁寧に作り上げたパワーあふれるお菓子を、施設の皆様へお届けしています。
箱を開けた時に飛び込んでくる美しいお菓子。
少しでも大きい一切れが自分のお皿にきますように。
ケーキを切り分けてもらう時のドキドキと、ケーキをほおばる嬉しさ。
私が子供の頃に感じた思いを、今、何らかの事情で体験できないお子様と共有したいと思っています。
おやつ寄付をご希望の支援団体様を随時募集しています。
少しお菓子を食べてホッとする時間が欲しいのは大人も同じ。
例えば、認知症の家族の会、引きこもりの家族の会、そういった活動時間のおやつとしておつかい下さっても結構です。
HPのお問い合わせ、もしくはInstagramのメッセージからおたずね下さい。
先日参加して下さった素敵なお客様。いつも楽しい情報と、穏やかな時間をありがとうございます。
お客様のお菓子をご紹介させていただきますね。
デモンストレーションでつくった私のお菓子は、NPO法人クレエールさんへお届けしてきました。
客様と私との、幸せの時間のおすそ分け。